健康の最先端
腸テク
腸を良い状態にすることで
体が元気になるテクノロジー
健やかな心身は、
健やかな腸から。
腸内環境を整えることは、単に腸内にとどまらず、体全体、さらには精神面にまで良い影響があることが分かってきました。健康は腸から始まる。腸をケアする最新テクニックをぜひあなたの毎日へ。
元気のカギは
短鎖
脂肪酸
体と心にうれしい効果
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美肌
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免疫力
アップ -
肥満
防止 -
腸内環境の
改善 -
睡眠の質
向上 -
ストレスの
軽減
どうやって
つくられるの
?
ビフィズス菌などの善玉菌が
オリゴ糖や食物繊維をエサに
短鎖脂肪酸をつくりだします。
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ビフィズス菌など 腸内の善玉菌。
サプリなどで補給可能。 -
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胃酸で STOP
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オリゴ糖
食物繊維 善玉菌のエサ -
短鎖脂肪酸 食物繊維などを善玉菌が
分解するときの代謝産物
全身をめぐりカラダ元気
一部は腸で吸収され、腸の環境を健やかに。
善玉菌が優勢な
理想の腸内環境へ。
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善玉菌 短鎖脂肪酸
をつくる -
悪玉菌 体に悪い
働きをする -
日和見菌 どちらの味方
にもなる善玉菌が増えると、約7割を占める大多数の日和見菌が善玉菌の味方に。 善玉菌が働きやすい環境を作り、短鎖脂肪酸の産生を助けます。
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美肌
短鎖脂肪酸は肌の水分量やバリア機能の向上に関与していると言われています。
参考文献: Kapoor, M. P. et al. Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition 76, 24-69 (2025).
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免疫力アップ
腸の中にある免疫システムの働きを短鎖脂肪酸が調節。また、腸管バリア機能を高めることで、ウイルスや細菌などの病原体が腸から侵入するのを防いでくれます。
参考文献: Wang, J. et al. Cells 12 , 793 (2023)./
Fukuda, S. et al. Nature 469, 543-547 (2011)./
Furusawa, Y. et al. Nature 504, 446-450 (2013). -
肥満防止
短鎖脂肪酸がホルモン分泌を絶妙に調整。過剰な食欲をコントロールしてくれます。さらに、脂肪の燃焼の促進や蓄積の防止にも一役買います。
参考文献: Frost, G. et al. Nature Communications 5, 3611 (2014)./Kondo, T. et al. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 73, 1837-1843 (2009)./Chambers, E. S. et al. Gut 64, 1744-1754 (2015).
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腸内環境の改善
短鎖脂肪酸の働きで、腸内は悪玉菌の増えにくい弱酸性の環境へ。また腸の運動を活発にし、便秘を防いでくれたり、腸内環境の乱れによる下痢を改善してくれます。
参考文献: Kamath, P. S. et al. Gastroenterology 95, 1496-1502 (1988)./Xiong, R.-G. et al. Foods 11, 2863 (2022)./Ramakrishna, B. S. & Mathan, V. I. Gut 34, 1215-1218 (1993).
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睡眠の質向上
短鎖脂肪酸は、睡眠時間の延長や起床時の眠気の軽減にも影響していると言われています。
参考文献:Murakami, H. et al. Nutrients 16, 1702 (2024).
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ストレスの軽減
精神を安定させてくれる幸せホルモン・セロトニン。最近の研究では短鎖脂肪酸の刺激によって腸の中でもつくられるといわれています。
参考文献:Fukumoto, S. et al. American Journal of Physiology-Regulatory, Integrative and Comparative Physiology 284, R1269-R1276 (2003).
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生きたまま腸まで
届いてないかも?ビフィズス菌は胃酸にめっぽう弱く、腸に届きにくいのが実情。効果的な摂り方を考える必要があります。
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オリゴ糖・食物繊維
を多く含む食材善玉菌のとりわけ優れたエサとなるのが「水溶性食物繊維」。積極的な摂取を心がけましょう。